実証エリア

東京・竹芝地区

今回の実証エリアになるのは東京・竹芝地区です。都内各所からのアクセスも良く、企業のオフィスが多くある一方で、伊豆諸島や小笠原諸島への玄関口としてのふ頭や、河川や港湾などの水辺、旧芝離宮恩賜庭園の緑があるなど、都心でありながらも自然豊かなエリアです。
現在竹芝地区では、スマートビルである「東京ポートシティ竹芝」をはじめとした周辺エリア(28ha)のまちづくり・エリアマネジメント活動をベースに、産官学民が連携しながら、公共空間の利活用、ロボットを活用したまちづくり、島しょ振興活動、水辺の活用、MaaS実証実験、デジタルを活用したエリアマネジメントなどスマートシティに向けた実証実験を数多く行っています。
今年度はスマートシティ推進における課題解決、東京ベイエリアや国内の他のエリアへの展開、さらには未来ビジョンに基づくまちづくりに向けた提案を行います。

解決するお題

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スマートシティ化

ワクワクする「スマートシティ」とは?

街全体のデジタライゼーションによって、様々な分野での社会変革が期待されています。
竹芝地区では現在、公道上や施設内の防犯カメラ設置による人流データの取得や、それらのデータを利活用したAIサイネージとの連携による災害対策や天候に合わせた店舗クーポンの発行を行っています。
様々なデータを駆使し、観光客・オフィスワーカー・近隣住民など様々なニーズを持つ人々が集まる竹芝を、どのようなワクワクするスマートシティにできるでしょうか?

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舟運の活性化

東京湾の舟運を活性化するためには?

竹芝の大きな地域資源のひとつに、東京港の旅客ターミナルのひとつである竹芝ふ頭が挙げられます。現在は、東京オリンピック開催によって開発が進んだ“晴海フラッグ”や“お台場”を繋ぐ海上インフラ、伊豆・小笠原諸島への玄関口として機能しています。今後、利用者を増やし、東京湾の舟運を活性化させるにはどんな活用施策があるでしょうか?
オフィスワーカーだけではなく、学生や若者にとっても気軽に遊びに来れるスポットに成長するにはどのようなイベントやコンテンツがあるといいでしょうか?

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地方自治体DX推進

地方自治体の課題解決に向けて竹芝で出来ることは?

地方自治体におけるDX推進の活性化に向けて、現在、2022年4月から導入予定である“北海道松前町におけるLINE活用展開”を行っています。個人の属性データと行動データを統合し、セグメント毎に最適な情報を提供することが可能なシステムとなっています。
このようなスマートフォンを利用した利便性の高い“デジタル観光”やDX推進による地方自治体の地域経済の活性化に向けて、私たちが東京・竹芝でできることとは何があるのでしょうか?

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ブランディング強化

⽵芝ファンによる“⽵芝ブランド”が定着したまちとは?

これからの竹芝は、交通の利便性、海に面している自然環境などのこれまでの価値だけでなく、スマートシティ化や多様なプレイヤーの参画による、新しい魅力・資源が加わります。2022年代以降の竹芝には、ほかのエリアとは異なるどんな価値をつくることができるでしょうか?それらをより多くの人々へ発信し、街に訪れてもらうにはどのようなブランド構築が必要でしょうか?

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アート×多様性

アートを通じて多様性に富んだ開かれたコミュニティを形成するまちとは?

竹芝に関わる企業や学校、港区が共に力を合わせ、竹芝の魅力を向上させることを目的として設立した“官民連携プラットフォーム”「竹芝 Marine – gateway minato 協議会」が2021年に策定した未来ビジョン中に文化芸術振興「アートを通じて多様性に富んだ開かれたコミュニティを形成するまち」があります。
このビジョンを達成し、竹芝がアーティストにとっての自由な表現を行える街、老若男女がそのアートを通じて交流、共存する街となるためにはどのような企画・提案が行えるでしょうか?